サッカー詐欺 (der Bericht über betrogene junge Fußballer, nur auf Japanisch)

Genki zu Hause 003

「俺はあの人に50万円払いました。」「私はあの人に現金で100万円払いました。」

若いサッカー選手たちがドイツや他の国でサッカーをするために支払っています。しかし、ほとんどの人が金額に見合う仕事をしてもらっていません。私はサッカーに関して素人です。しかし、契約や資金の支払い方法、ある程度の法律などはわかっているつもりです。ここに、だまされている人たちの話、どのような点に気を付けなければいけないか、どのような対処をすればいいかなど、私なりに気が付いた事を書き出します。

騙されている例

  • 日本国内のサッカー契約の代理人は、人によってデスクワークのみで全く現地の状況などを把握していないので、契約金を支払って現地に行ったサッカー選手は右も左もわからない中、誰の助けももらえず、またお給料が支払われるという条件だったのが、まったく支払われない。
  • ドイツ、デュッセルドルフにはたくさんの代理人らしき人がいる。しかし、実際にあった話で、代理人の会社を立ち上げていないのに、代理人のようなふりをして契約も交わさず、支払った金額に対して領収書も出さず、費用は100万円(8000ユーロほど)を現金で支払うように強制する。確かにアパートやチームをあっせんしているが、それらは普通の人にも出来るような仕事内容である。
  • ちゃんと登録している代理人を使ってどこかのチームに入るが、そのチームから次のシーズンのオファーがなく、代理人もほかのチームに選手をあっせんする力がなかったので、選手は時間をかけて他のチームを探そうとする。しかし、前のチームに在籍をしていて、その籍をインターネットで抜いてもらっていなかったために1シーズンどこでもサッカーができなかった。

代理人にお金を支払う前に注意すること

  • 昔と違って今はたくさんの日本人が外国でサッカーをしている。聞くのはタダなのだから、行きたい国にいる、もしくは過去にいた人から情報収集をして、みんなどれくらい契約金を支払ったか、どのような扱いを受けたかを聞くこと。
  • 代理人と契約をするのであれば、ちゃんと書面で契約を交わし、サインをする前も弁護士や内容に詳しい人に相談する。契約を交わした後、経費は現金では支払わない。必ず銀行振り込みで証拠を残し、もし、どうしても現金でと言われた場合は、受け渡しをするときに第3者にも付き添ってもらい、現金を支払ったという証明をもらう。
  • 契約を交わしたけれども、契約違反をした場合は、代理人から費用を返済してもらう。その時、必ず書面で返済請求の理由などを書いて提出する。また、弁護士を使ってもよい。

外国に行くサッカー選手が理解しておかなくてはいけないこと

  • 日本の高校、大学、企業でエリートとしてやってきたサッカー選手たち。たとえ、Jリーグ経験者でも、チーム間の契約で海外に出ないと、上位のリーグには入れない。おごりは捨てろ。実力を見せつけろ。言葉のハンディがあるから、本当に実力がないと、いくらいい選手でも外国ではタダ働き。タダならいい。聞いた話によると、グランド使用料を支払わされている。日本のレベルは低いのか、外国で認められていないのかである。
  • これから外国を目指すのであれば英語だけでも勉強しろ。せめてサッカー用語は丸暗記して、多少の会話はできるようになれ。学校で習う英語で点を取らなくていい。自分が言いたいことを英語で言えるように、日々努力しろ。
  • 外国でサッカーをやって、履歴、経歴に「かっこいい」部分を加えたいのはわかる。しかし、それにだまされるのは日本人社会のみ。外国に出ると、エリートのみが受け入れられる。
  • 日本人の考え方を捨てろ。自己中心的でもいい。人の目を見て自分の意見を、自分の責任のもとに言える人間になれ。上下関係、仲間関係は実力社会ではキープできない。しかし反対に、チームのメンバーをよく観察して、利点を引き出して試合の時に一丸となって試合に臨めるようにしろ。

まったくサッカーに関係ない人間のつぶやきでした。