私は就労目的で30年前にドイツに来たので、学生ビザやほかのビザに関してはあまり分からない。しかし、最近私の周りでサッカー選手がたくさんいて、皆が抱えている問題を目の当たりにする。それは特に滞在ビザの問題。

ブンデスリーガの１部と２部あたりではちゃんとお給金が出るため、サッカー選手として働くビザを取得でき、それに伴って滞在ビザも降りる。なので、１部や２部に来る人はビザに関しては考えなくてもよい。

しかし、３部以下、特に日本人がたくさんいる５部以下のチームでは、ほとんどお給料が出ていない。チームに所属する選手たちは、普段は仕事をしていて夜に練習をして、週末に試合に出るからである。

日本からサッカーをしたいと言ってドイツに来る人は、言葉もできないし、ましてや仕事をする場所もない。なので、次のビザを取得することをおすすめする。

 

１）ワーキングホリデービザ

このビザは１年間のみ有効で、仕事をしても良いビザである。なので、日本企業などでアルバイトをしながらサッカーができる。ドイツのチームがあらかじめ決まっていれば日本から申請すれば良いが、もし、決まっていなければドイツに来てからも申請可能。

 

２）語学学校のビザ

ドイツ語を学ぶために、（たぶん最低３か月の）ドイツ語コースに申し込み、その申し込み受領書と、どのように生活していくかの証明（両親が毎月生活費を送金してくれる証明など）を提示して学生ビザを申請する。これはドイツに来てから申請。

 

３）大学の学生ビザ

サッカーを大学でやっている人は少なくない。大学で２年以上学んだという証明書さえ手に入れば、ドイツの大学に留学も可能。大学生活４年間に思いっきりサッカーが出来るわけである。ただ、日本の大学に２年以上滞在したという証明の他に、ドイツ語の中級テスト（ゲーテのB2の検定）を取得してその証明が必要。ケルン大学には、なにやら体育系の分野があるらしい（聞いた話なので自信はないが）ので、ケルン大学に通いながら、日本人がたくさんプレイしているケルン、デュッセルドルフのチームに加わるのも良いであろう。また、どこの町でもサッカーチームがあるので、入れる大学の周りでサッカーチームを探しても良いかもしれない。

 

詳細はこちらのサイトを見て、直接、日本のドイツ大使館に問い合わせてください。

file:///C:/Users/S/Desktop/ドイツ大使館%20ドイツ総領事館%20-%20長期滞在ビザ.html